卓球の試合で粒高ラバーを使う選手がいますが、苦手な人が多いですよね?
特に初心者には悪魔のラバーに見えます。
ですが、実は粒高ラバーには弱点があります。
この記事では、粒高ラバーの特徴とその弱点を詳しく解説し、卓球の勝利のための具体的な対策や戦術を紹介します。
この記事を参考にして粒高に勝って苦手意識を克服しましょう!
目次
卓球粒高ラバーの弱点を知って攻略法をマスター!
そもそも粒高ラバーとはどういったラバーなのでしょうか。
この章では粒高ラバーの特徴について確認します。
卓球の粒高と呼ばれるラバーについ徹底的に調査解説しました。
この記事を書いている時はパリオリンピックが開催されていますが、これがなかなか強い選手がいました。
オリンピック連覇を期待されていたはりひな(張本智和・早田ひな)ペアを初戦で破った北朝鮮の選手が、粒高を使っていましたが記憶に新しいですね。
粒高ラバーとは?
粒高ラバーは、卓球のラバーの一種で、通常のラバーよりも表面に突起があることが特徴です。
粒高ラバーの粒は長く、高さが短いラバーに比べてボールの回転を変えやすく、相手にとって予測が難しい球を返すことができます。
相手の回転が逆になって返ってくることに注意が必要です。
・上回転→下回転
・下回転→上回転
・ただしナックル→ナックル
これにより、守備的なプレースタイルを好む選手や、相手のリズムを崩すことを狙う選手に人気があります。
粒高ラバーは、特にブロックやカットの際にその効果を発揮します。
粒がボールの回転を吸収し、予測しづらい変化を加えるため、相手の攻撃を抑えることができます。
粒高によく似たラバーに表ソフトラバーがありますが、次の記事もよく読まれています。
粒高ラバーのプレースタイルは?
粒高ラバーを使用する選手のプレースタイルは、一般的に守備的であることが多いです。
ですが、日本1強い粒高選手と検索して出てきた動画を見ると、粒高選手が防御だけでないことが分かりました。
粒高ラバーが向いてる人は?
粒高ラバーは、相手の攻撃を抑えるのに適しているため、守備的なプレーを得意とする選手に向いています。
例えば、ブロックやカットの技術を駆使して、相手の強打を返しながらプレーするスタイルが典型的です。
また、粒の特徴である回転を逆にして返すことで、相手のミスを誘う戦術も使います。
粒高ラバーは他のラバーとの組み合わせることが有効
粒高ラバーは他のラバーと組み合わせることでさらに効果が発揮されます。
シェークハンドの場合、片面に粒高ラバー片面に裏ソフトラバーを貼っていて、交互に反転して使う事で相手のミスがさらに増えてくるという戦術もとっています。
一方で、攻撃的なプレーを織り交ぜる選手も存在し、回転を利用してドライブやスマッシュを行うことで、相手を翻弄することもあります。
まさしく動画の選手はこれに当たります。
粒高ラバーの弱点
粒高ラバーの特徴やそれを使う選手のスタイルが理解できたかと思います。
次は粒高の弱点をみていきましょう。
この記事を読まれている方は次の記事も読んでいます。
粒高ラバーの弱点とは?
粒高ラバーには多くの利点がある一方で、いくつかの弱点も存在します。
まず、粒高ラバーは通常のラバーよりもボールのスピードが遅くなることが多いため、相手に攻撃のチャンスを与えやすいという点が挙げられます。
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]スピードを重視する攻撃型の選手に対しては、有利に働かないかも[/word_balloon]また、粒高ラバーは回転の影響を受けやすいという特性があります。
相手が強い回転をかけたボールを打ってきた場合、それを返すのが難しくなることがあります。
特に、横回転や下回転の強いボールに対しては、粒高ラバーを使う選手は苦戦することが多いです。
さらに、粒高ラバーの特性上、安定したプレーを維持するのが難しく、ミスを犯しやすくなることも一つの弱点です。
弱点を突くための基本的な考え方
粒高ラバーの弱点を突くためには、いくつかの基本的な考え方を押さえておくことが重要です。
粒高ラバーはスピードボールに対して反応が遅れやすいため、速いボールでプレッシャーをかけることで相手のミスを誘発することができます。
粒高ラバーは回転の影響を受けやすいため、強い下回転をかけたサーブやループドライブをかけることで、次に返ってくる回転を分かりやすくします。
つまり、下回転の強いボールを使うことで、相手の粒高ラバーの特性を利用して攻撃に転じるという事です。
狙った回転に変えて、攻撃するのが粒高に対しての戦術になります!
・ドライブ→下回転になるので突っつく→下回転で返ってくるのでドライブで狙う
また、相手の弱点を見極めるために、試合の初めにさまざまな回転やスピードのボールを試してみることも重要です。
粒高ラバー対策の基本
ここまで、粒高の弱点をみてきました。
それでは、弱点を踏まえた具体的な対策をみていきます。
効果的なサービス
粒高ラバーを使う相手に対して効果的なサービスを行うことは、試合の流れを有利に進めるために非常に重要です。
まず、回転をどうかけると、それがどのように返ってくるかを理解することが基本になります。
例えば、強い下回転をかけたサービスは上回転で、上回転は下回転で、ナックルはナックルで返ってくるという事です。
ナックルサーブを出すとナックルで返ってくるので、浮かさないように打ち込むことも出来ます。
強い下回転は上回転で返ってくるので、抑え込みながらドライブして攻撃もありです。
アップ系ならしたが返ってくるので、ドライブでコースを付くのもありです。
攻撃的なレシーブ
粒高ラバーを使う相手に対するレシーブも、攻撃的に行うことが重要です。
サービスに対して積極的に攻撃を仕掛けることでポイントが取りやすくなります。
つまりドライブ(上回転)やツッツキ(下回転)によって次の攻撃が決まってきます。
粒高との試合で重要なことはハッキリした回転でレシーブする必要があります。
回転をしっかり書けることで次に来る回転が限定させることが出来るため、攻撃しやすくなるからです。
粒高ラバーに対する戦術
基本となる対策は分かったかと思います。
ここから戦術も確認して、粒高の選手と対戦するときのイメージをより深めていきましょう。
回転の利用
粒高ラバーに対する戦術として、回転をうまく利用することが鍵となります。
粒高ラバーは回転の影響を受けやすいため、強い回転をかけたボールで相手を翻弄することができます。
特に、トップスピンや強い下回転を多用することで、相手のリズムを崩しやすくなります。
例えば、回転をかけないナックルボールを混ぜることで、相手のミスを誘発することもできます。
粒高ラバーを使う選手は、回転がないボールに対しても意外とミスをしやすいため、このような変化を取り入れることが効果的です。
スピードの変化
粒高ラバーに対しては、スピードの変化を利用することも有効な戦術です。
速いボールと遅いボールを交互に使うことで、相手のタイミングを狂わせることができます。
例えば、速いドライブとゆっくりとしたループドライブを組み合わせることで、相手がリズムをつかみにくくなります。
さらに、速いボールを相手の体に向けて打つことで、相手の動きを制限することができます。
粒高ラバーを使う選手は、体の近くに来るボールに対して処理が難しいことが多いため、このような戦術を取り入れることで効果的に相手を攻略することができます。
実践的な練習方法
具体的な対策がより深いレベルで理解できたと思います。
それでは、以上を踏まえて練習メニューを考えてみましょう。
対粒高ラバーの練習メニュー
粒高ラバーに対する効果的な対策を実践するためには、具体的な練習メニューを設定することが重要です。
まず、回転をかけたボールときれたツツッキを交互に打つ練習を取り入れることが必要です。
回転の見極めが非常に重要ですので、体に覚えさせましょう!
また、速いボールと遅いボールを交互に打つ練習も効果的です。
これにより、スピードの変化に対応する能力を高めることができます。
さらに、相手の体に向けてボールを打つ練習を行うことで、相手の動きを制限しやすくなります。
粒高に勝つ3つの方法
次の動画は粒高対策が分かりやいものだったので取り上げてみました。
動画をご覧になった上で、実際に粒高対策はどうしたらいいのか解説いたします。
①長いサーブ・長いツッツキからの3球目攻撃
長い下回転やナックルサーブに対して、粒高の選手は下回転をかけることが出来ません。
返ってくるボールはナックルか、若干前進回転なのでサーブなら3球目を攻撃する。
粒高の攻撃パターンのプッシュや強打を封じることが出来ます。
②自分の回転をハッキリと理解しておく
粒ラバーは自分では回転をかけることが出来ないラバーで、こちらでかけた回転の逆回転が返ってきます。
なので自分がドライブをかけたのか、下回転をしたのかを理解すれば次の動作を間違えることがなくなるという事です。
例えば、自分は時ハッキリとドライブ回転で打てば、粒ラバーは切れて返ってくるので下回転で突っつくという様な事です。
③切れたボールは無理をしない
①と②を踏まえたうえで、粒高はナックルロングを使ってくる傾向が強いです。
浮かしてしまわないようにドライブ→下回転が返ってくる→ツッツキを繰り返します。
撃てそうなボールが返ってくるまで上記の順番を繰り返します。
注意すべきは切れたボールはミスしやすいので、無理して攻撃は禁物です。
無理をして攻撃すると、粒高選手の思うツボになります。
粒高に勝つための練習法
異質ラバーの代表でもある粒高ですが攻略のための練習法を解説いたします。
①前進回転(ドライブ)で返す練習
連続で前進回転(ドライブ)でフォアもバックも返球できるように練習します。
この練習の意味は、粒高の特性として前進回転に対しては自分から攻撃はしにくいという特性があります。
なので、相手に攻めさせないという点とこちらからチャンスを作りやすいという点です。
ただし、ドライブを粒で返してもらうとどんどん切れて返ってくるので連続で返せるように練習してきます。
②プッシュに対して返球出来るように練習する。
粒高の攻撃パターンの1つですが、ツッツキ(下回転)のボールをプッシュで攻めてきます。
プッシュをしっかりと返球する練習をすることです。
返球は緩い前進回転で返すことで、連続でのプッシュはしずらく故平野攻撃を組み立てることが出来ます。
③下回転のロングサーブからの3球目攻撃の練習
下回転の速いロングサーブを狙って3球目攻撃をする練習をしましょう。
④攻撃のアプローチとして長いツッツキを入れる練習
ドライブで攻めていくとどんどん切れて返ってくるので、1度ツッツキを入れて前進回転にするようにしましょう。
ツッツキは長く返すようにしましょう。
ミスを減らし、チャンスを作る練習です。
練習中に意識すべきポイント
練習中に意識すべきポイントとしては、まず相手の動きを観察することが重要です。
相手がどのようにボールを返してくるかをよく観察し、その動きに対応する練習を行いましょう。
また、自分の打つボールの回転やスピードを常に意識し、効果的なボールを打つことを心がけることも大切です。
粒高ラバーで返してもらう際に、ドライブ→ツッツキ→ドライブ→ツッツキという風に体に覚えこませる必要があります。
どのタイミングで攻撃するか、パターン化した練習をする事で勝率が格段に上がります。
さらに、メンタル面での準備も重要です。
練習中にミスをしても焦らず、冷静に次のプレーに集中することが求められます。
粒高ラバーに対する対策を練習する際には、常に前向きな姿勢で取り組むことが、実戦での成功につながります。
この記事を読まれた方は次の記事も読まれています。
個別の戦型やラバーの弱点を解説した記事も読まれています。
多くの人が使っているラバー卓球の裏ソフトの弱点を知ることで勝率を上げましょう!
守備型の横綱、カットマンの弱点を突いて攻略!
攻撃の主流、ドライブマンの弱点は?
シェイクではない攻撃型ペンホルダーグリップの弱点とは?
みんなの声
倪夏蓮(ニーシャリャン)は1983年のオリンピック金メダリスト。40年以上のキャリアを経て、粒高での攻守は神の域に達している。
ああ、自分も粒高選手でよかったと思う。
卓球する上での絶対的なアイドルです。 https://t.co/HK8YmT9MI6— amiir (aka あだしー) (@adassy036) August 1, 2024
#パリ2024|卓球🏓#TableTennis
<混合ダブルス/ラウンド16>
日本勢2連覇を目指した #はりひな ペア、初戦敗退。キム(女子)のバック面の粒高ラバーに混乱したのは否めないが、敗因は普段の国際大会に出場していない北朝鮮ペアは情報がなく、事前準備出来なかった事だろう
🎥YouTube/テレ東スポーツ https://t.co/lWrJzXcMMg pic.twitter.com/vBCexbepZS— ぼらんち🍙 (@volante_libero) July 27, 2024
\粒高ラバーが苦手な方 必見🏓/
粒高ラバーに対しては、軽打を織り交ぜることで攻略することができます! pic.twitter.com/3qBKGLaVeQ
— タクティブ | 卓球スクール (@TACTIVE1) May 31, 2024
粒高対策(とにかくつなぐ)#バネット卓球 pic.twitter.com/WbFCtt1klW
— 卓球のバネット (@banetto) January 30, 2023
今日は、午前中、瀬能クラブ卓球教室🏓に行ってきました。
今日は粒高対策の練習をしました。
やはり、基本が大切だということを改めて実感しました😉 pic.twitter.com/8Kbtf0rqdr— パン工房 こむぎ堂 (@komugido_2015) August 17, 2023
まとめ
いかがでしたでしょうか。
粒高ラバーを使う相手に勝つためには、その特徴と弱点を理解し、効果的な戦術を練習することが重要です。
回転やスピードの変化を駆使し、相手のミスを誘発することで、試合を有利に進めることができます。
また、メンタル面での準備も欠かせません。
この記事の対策を実践し、粒高ラバーを使う相手に打ち勝ちましょう。
ご覧いただきありがとうございました。