卓球の表ソフトラバーに苦手意識はありませんか?
確かに表ソフトは戦いにくいラバーですが、弱点を知ることで勝てるようになります。
この記事では、卓球の表ソフトラバーに対する弱点と具体的な対策、練習法を詳しく解説しました。
参考に練習してみて下さい。
表ソフトラバーの選手と対戦しても、自信を持って挑むことが出来るでしょう!
目次
表ソフト(表ラバー)とは?
まず、表ラバーとはなんなのでしょうか。
その特徴を確認しましょう。
実際に使っている選手のラバーです。
フォア面バック面共にVICTAS V0>102を貼っています。
両面面ソフトの選手は珍しいですが・・・
表ソフトに似たラバーで粒ラバーがあります。
こちらも癖のあるラバーで良く読まれている記事です。
表ソフトの特徴
表ソフト(表ラバー)は卓球ラケットの一種で、ラバー表面に小さな突起が多数ついているのが特徴です。
滑らかとは言えませんが、粒高ラバーよりは突起がなく、安定性があります。
表ソフトは通常、スピード重視のプレイヤーに愛用されており、速攻型の戦術に適しています。
突起の形状により、相手のスピンを打ち消す効果があり、相手の強力なスピンボールも返しやすくなるのです。
表ソフトのもう一つの特徴は、ボールのコントロールがしやすいことです。
スピンの影響を受けにくいので、安定した打球が可能となります。
これにより、速いペースでのラリーが得意な選手にとっては、相手にプレッシャーをかけ続けることができます。
表ソフトを使用する選手のプレイスタイル
表ソフトを使用するプレイヤーは、前陣速攻型の戦術を得意としています。
彼らはラリーを短く保ち、速いテンポで試合を進めることを目指します。
具体的には、プッシュショットやスマッシュを多用し、相手に速いボールを送り続けることで主導権を握ります。
一方で、表ソフトのプレイヤーは防御戦術にも長けています。
相手の攻撃をブロックしつつ、カウンターアタックを狙うことで、試合の流れを自分のペースに持ち込むことができます。
表ソフトの選手が特に注意するべき点は、突起の摩耗によるラバーの性能低下です。
また、突起の形状や材質によって打球感や効果が異なるため、自分のプレイスタイルに最適な表ソフトを選ぶことが重要です。
下記の動画も参考になりますので、ぜひご覧ください。
表ソフトの弱点は?
表ソフトへの理解が深まりましたか?
強力な攻撃力を持ったのが表ソフトラバーだというのが分かりましたが、弱点はあるのでしょうか?
次に表ソフトの弱点をみていきましょう。
弱点1:スピンへの対応
表ソフトのラバーは、突起の構造上、スピンをかけにくいという特徴があります。
このため、強力なトップスピンやサイドスピンをかけるのが難しく、特にスピン量の多いボールに対してはコントロールが難しくなります。
さらに、相手のスピンショットを受ける際には、突起が摩擦を減少させるため、正確な返球が難しくなることがあります。
弱点2:スピードのコントロール
表ソフトはスピードを出しやすいラバーですが、その反面、スピードのコントロールには課題があります。
特に速いボールを打つ際には、ラケットの角度でボールの制御が難しくなることが多いです。
スピードを活かした攻撃が得意な一方で、突起の存在により、ミスショットやアウトボールが増えるリスクがあります。
また、相手が変化球や速度の異なるショットを多用する場合、表ソフトの選手はその変化に対応するのが難しく、正確なプレイが求められます。
スピードとコントロールのバランスを取るためには、繊細なタッチと反応の速さが必要です。
弱点3:安定性の欠如
表ソフトは攻撃的なプレイに適している一方で、ラリーの安定性に欠けることがあります。
特に長時間のラリーや相手の強力な攻撃に対しては、表ソフトの突起が十分な安定性を提供できず、ボールが意図しない方向に飛んでしまうことがあります。
このため、防御時にはミスが発生しやすく、試合の流れを自分のペースに持ち込むのが難しくなります。
安定したプレイを維持するためには、精神的な集中力と高い技術が求められ、試合中のプレッシャーに対処する能力も重要です。
表ソフトの対策方法
表ソフトの弱点をここまで確認しました。
では、これらを踏まえて、表ソフト対策を考えます。
対策1:スピンを多用する
表ソフトの選手に対抗するための効果的な戦術の一つは、スピンを多用することです。
表ソフトは突起が短いため、強いスピンをかけるのが難しく、相手のスピンを利用した返球が、粒高ほど得意ではありません。
特にトップスピンやサイドスピンを多用することで、相手のスピン処理を難しくし、ミスを誘発させることができます。
スピンをかける際には、しっかりとボールを捉え、ラケットの角度やスイングのスピードを調整することで、相手に予測させにくい変化を加えることが重要です。
対策2:スピードと変化球の使い分け
表ソフトの選手に対するもう一つの効果的な戦術は、スピードと変化球を使い分けることです。
表ソフトはスピードショットに強いものの、変化球には弱点があります。速いボールと遅いボールを交互に使うことで、相手のリズムを崩し、対応を難しくすることができます。
特に、スピードショットでプレッシャーをかけた後に変化球を織り交ぜることで、相手のミスを誘発しやすくなります。
対策3:相手のリズムを崩すプレイ
表ソフトは粒高ほどスピンの変化量はないが、変化量を与えることができたり、裏ソフトほどスピードは出ないが、粒高より出やすかったりと、バランスの取れたラバーです。
対策1,2を意識しつつ、相手のリズムを崩すことも大切です。
ラリーのテンポを変えたり、突然のスピードアップやスピンダウンを試みることで、相手の予測を裏切ることができます。
相手が攻撃に転じた瞬間を狙ってカウンターを仕掛けることも有効です。
また、意図的に相手のバックハンド側やフォアハンド側にボールを送り分けることで、相手にとって予測しにくい状況を作り出すことができます。
これにより、相手のミスを誘発し、自分のペースに試合を持ち込むことができます。
表ソフト対策のための練習法
有効的な表ソフト対策をみました。
最後に学んだことを活かせるような練習メニューについて確認しましょう。
練習法1:スピン練習
スピンを多用することが表ソフト対策の鍵となるため、スピン練習は欠かせません。
まず、トップスピンとサイドスピンを効果的にかける練習を行いましょう。
基本的なスピンの打ち方をマスターした後、実戦を想定したラリー形式の練習を取り入れることで、試合中に自然とスピンを多用できるようになります。
練習法2:スピード練習
表ソフトのプレイヤーに対してスピードショットも有効な武器です。
速いボールを打つための練習を積むことで、相手にプレッシャーをかけることができます。
スピード練習では、速いスイングと正確な打球を目指し、反復練習を行いましょう。
特に、短時間での連続スマッシュや速いラリーを取り入れることで、試合中の速攻力を高めることができます。
また、ボールを打つ位置やタイミングを工夫し、相手の予測を裏切るショットを打つ練習も重要です。
練習法3:変化球の練習
変化球を駆使することも、表ソフト対策の有効な方法です。
スピードだけでなく、ボールの軌道やバウンドを変えることで、相手にとって予測しにくい状況を作り出すことができます。
変化球の練習では、スライスやロブ、ドロップショットなど、さまざまな種類のショットを取り入れましょう。
これらのショットを効果的に使うことで、相手のリズムを崩し、ミスを誘発することができます。
練習法4:シミュレーションマッチ
実際の試合を想定したシミュレーションマッチは、表ソフト対策において非常に効果的です。
実戦形式の練習を通じて、スピンやスピード、変化球をどのように使うかを実際に試し、戦術を磨いていくことが重要です。
これにより、試合中のプレッシャーに慣れ、冷静に戦術を実行する能力を養うことができます。
ここまで見てきて、表ソフトに関する認識が変わったんじゃないでしょうか?
対策と練習方法が分かったと思います。
卓球選手には表ソフトだけでなく、いろんな戦型や種類のラバーを使っています。
その個々の特徴や弱点を知ることが勝利の近道です。
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みんなの声
\カウンターのコツを紹介!/#軽部隆介 コーチがミスをしない
カウンターのコツを3分で解説✨「対表ソフトのカウンターは○○しやすい!」
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— Nittaku News-ニッタクニュース (@nittaku_news) March 15, 2024
表ソフト
〇回転系表ソフト
・裏ソフトから、回転もスピードも中途半端だねと言われる。
・スピード系表ソフトから、変化弱いよねと言われる。〇スピード系表ソフト
・回転系表ソフトから、回転欲しいよねと言われる。
・粒高から、ナックルって変化なのと言われる。使いたいの使えばいいんです。
— ゆみたん (@yumitanity) June 25, 2024
【対表ソフト】3点フットワーク【基礎練習】https://t.co/vR9JKNBlUI
3点フットワークの動き方と
対表ソフトに対しての打ち方の説明しています!
是非どうぞ‼️21時からプレミア公開でーす‼️ pic.twitter.com/DNhZ9SjMDz
— 松平賢二 (@kenji19890406) April 13, 2022
まとめ
いかがでしたでしょうか。
卓球の表ソフト(表ラバー)の弱点を理解し、スピンや変化球を駆使することで、表ソフト選手に対して優位に立つことができます。
スピードショットの練習やリズムを崩す戦術を磨くことも重要です。
継続的な練習と戦略の見直しを行い、自分のプレイスタイルを常に進化させることで、自信をもって卓球をすることができ、試合で勝てるでしょう。
ご覧いただきありがとうございました。