「卓球で粒高ラバーを使って試合に勝つ方法が知りたいけど、どうすればいいかわからない」と思っている方もいるかもしれません。
実は、粒高ラバーを使いこなすためには、特有の戦術と練習方法を理解することが重要です。
この記事では、粒高ラバーを使った試合で勝つための効果的な戦術と実践的な4つの練習方法を紹介します。
粒高ラバーとは?
そもそも粒高ラバーとは、どういったラバーなのでしょうか。
この章でみていきましょう。
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粒高ラバーの基本
粒高ラバーとは、卓球ラケットに貼られるラバーの一種で、通常のラバーとは異なり、粒状の突起が表面に付いているのが特徴です。
この突起により、相手のボールのスピンを逆転させたり、不規則な変化を生み出すことができます。
上回転が下回転となり、下回転が上回転となるので注意しましょう。
粒高ラバーの使用には特有の技術と戦術が求められますが、その効果は非常に大きく、適切に使いこなせば試合での勝率を大幅に向上させることができます。
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粒高ラバーの歴史
粒高ラバーの歴史は長く、卓球の進化とともにその形状や素材も変化してきました。
最初期の粒高ラバーは諸説ありますが、有名になったのは、1970年代、バタフライ社が「フェイント」シリーズを発売したことです。
フェイントロング系の昔のバタフライのロゴ、いいすねぇ、、、 pic.twitter.com/AWO2kwiuy9
— 猫をめぐる冒険 (@izAfqhW3UK52801) January 16, 2024
1980年代には「フェイント ロング」などが登場し、より多様なプレイスタイルに対応するようになりました。
これにより、粒高ラバーは卓球界で重要な役割を果たすようになりました。
現在では、さまざまな種類の粒高ラバーが市場に出回っており、それぞれが異なる特性を持っています。
粒高ラバーの特性と利点
粒高ラバーとは何か分かったかと思います。
それでは、粒高ラバーの特性と利点をみていきます。
粒の嫌なところ、変化が読めないところが良く分かる動画だと思います。
次の記事は粒高ラバーのこの変化を分析したものになります。
粒高ラバーの特性は変化
粒高ラバーの特性は、主にその表面にある粒の形状や配置によって決まります。
これらの粒は、相手のスピンを変化させたり、ボールの軌道を不規則にする効果があります。
以下は粒高ラバーの主な特性です。
①回転の変化: 粒高ラバーは相手のスピンを反転させる効果があります。
これにより、相手のトップスピンを強烈な下回転に変えることができ、相手が無理に攻撃してくればミスを誘うことが出来ます。
②不規則なバウンド: 粒高ラバーの表面にある粒は、ボールのバウンドを予測しにくくします。
これにより、相手のリズムを崩し、ミスを誘発することができます。
③コントロール性: 粒高ラバーは、相手の強力なショットに対してもコントロールしやすいという特性があります。
これにより、守備的なプレーがしやすくなります。
粒高ラバーの利点
粒高ラバーの利点は、その特性を活かして多くの戦術的なプレーが可能になる点にあります。
以下は粒高ラバーの主な利点です。
①守備力の向上: 粒高ラバーは守備的なプレーに適しており、相手の強力なショットをしっかりとブロックすることができます。
また、相手のスピンを逆転させることで、相手のミスを誘うことができます。
②戦術的な多様性: 粒高ラバーを使うことで、多様な戦術を展開することが可能です。
③精神的なプレッシャー: 粒高ラバーを使う選手は、相手に精神的なプレッシャーをかけることができます。
予測しにくいボールの軌道やスピンの変化は、相手にとって大きなストレスとなり得ます。
粒高ラバーを使った効果的な戦術
粒高ラバーの特性と利点について理解は深まったでしょうか。
次は、粒高ラバーを使った効果的な戦術を考えてみましょう。
2024年の世界卓球で、インド選手が異質ラバーを使って絶対王者の中国を追い詰めるというドラマが起きました。
この事で粒高ラバーや、アンチラバーなど一躍注目を集めることとなりました。
日本の伊藤美誠ちゃんも表ソフトで中国を追い詰めて「大魔神」とか呼ばれていましたね。
最近は対策されて勝てなくなりましたが・・・
では粒高ラバーの攻撃について解説します。
粒高ラバーを使った戦術
粒高ラバーを使った戦術について解説します。
バックブロック
粒高選手はブロックが基本的な打ち方になります。
ここからブッシュに結び付けていくのが戦術になります。
バックプッシュ
粒高の選手はバックプッシュが得意です、
粒高に慣れていないとボールを浮かせてしまいがちです。
特に粒高は台上に短く返ってきやすいので、突っついてしまって浮かせてしまいがちです。
浮いたボールはストレートやバックに長くプッシュされて返すのが難しくなります。
粒高の選手が良くやる戦術になります。
ドロップショット
・ドロップショットの概要
ドロップショットは、相手の意表を突くための技術で、ボールをネット近くに短く落とすショットです。
粒高はどんな回転のボールに対しても
粒高ラバーを使用することで、ボールのバウンドを予測しにくくし、相手をネット前に引き寄せることができます。
・ドロップショットのポイント
粒高ラバーはラケット角度を調節するだけで台上に短く返球する事が出来ます。
チョップショット
・チョップショットの概要
チョップショットは、相手の強力なショットを低い弾道で返球するための技術で弱い下回転くわわることもあります。
粒高ラバーを使うことで、ボールのスピンを逆回転に変え、相手の攻撃を弱めることができます。
・チョップショットのポイント
チョップショットを成功させるためには、ボールのスピンとスピードを正確にコントロールすることが重要です。
粒高ラバーを使用することで、ボールが低く、かつスピンの変化を伴うため、相手のミスを誘発しやすくなります。
粒高の練習の基本
粒高の練習は裏ソフトのようなスイングはしません。
きちんと基本を学ぶことで試合で勝つことが出来るようになります。
この記事を読むことで粒ラバーの基本的な打ち方が理解できます。
動画では粒高の練習方法が紹介されています。
粒高練習のやり方解説
①レシーブ練習
粒高は回転の影響を受けずらいラバーですので、どんなサーブでもレシーブ出来ないと意味がありません。
ポイントはどんなサーブに対しても、相手のコートのど真ん中に返球する事でミスがなくなります。
②ブロック練習
最初はラケット面は90度からやや上向きで返球。
慣れてきたら上から下にスイングしてカットブロック。
※手首は使わないで、ラケットは少し上から膝を使ってスイングします。
慣れてきたら普通のバックハンドも出来るので練習する。
③プッシュ練習
ブロックと同じで、ラケット面は90度からやや上向きで返球。
ストレートへのプッシュがめちゃくちゃ効きます。
④ブロックとプッシュを1本づつ交互に繰り返す。
相手にブロックの時はツッツキ、プッシュの時はロングで返球してもらう。
⑤プッシュ+回り込み強打
バックプッシュすると大体バックに返ってくることが多いので、回り込んで強打。
フォアプッシュはフォア側に返ってくることが多いのでフォアで強打。
粒高ラバーを使った効果的な戦術の章はいかがでしたでしょうか。
ここまでの内容を基に、効果的な練習方法を考えてみましょう。
⑥ドロップショットの練習
ドロップショットの基本練習は、ボールのスピードとバウンドをコントロールすることから始めます。
パートナーと一緒に練習する場合、相手に強いショットを打たせ、それをネット前に短く返す練習を繰り返します。
応用練習では、試合中にドロップショットを効果的に使用するための戦術を学びます。
パートナーと練習する際、相手のポジションや動きを見極めながら、ドロップショットを適切なタイミングで使う練習を行います。
これにより、相手の意表を突くショットが可能になります。
⑦ブロックショットの練習
ブロックショットの基本練習は、相手の強力なショットに対して安定した返球を行うことから始めます。
パートナーと一緒に練習する場合、相手に強いスピンショットを打たせ、それをブロックショットで返す練習を繰り返します。
応用練習では、さまざまなスピンとスピードのショットに対してブロックショットを行う練習を行います。
パートナーと練習する際、相手にさまざまなタイプのショットを打たせ、それぞれに対してブロックショットで返球することで、実戦での対応力を高めます。
⑧チョップショットの練習
チョップショットの基本練習は、低い弾道でボールを返すことから始めます。
パートナーと一緒に練習する場合、相手に強いショットを打たせ、それをチョップショットで低く返す練習を繰り返します。
応用練習では、さまざまなスピンとスピードのショットに対してチョップショットを行う練習を行います。
パートナーと練習する際、相手にさまざまなタイプのショットを打たせ、それぞれに対してチョップショットで返球することで、実戦での対応力を高めます。
以上が粒高ラバーについて調査して解説してみました。
粒高の奥の深さが分かった記事になったのではないでしょうか。
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みんなの声
#InShot
元オリンピック選手
海津富美代卓球教室
☆粒高ラバーによるフォアハンドの実演
「回転はほとんど無いです
ナックルボールです」との説明がありました現役時代と同じ
綺麗な基本姿勢
下半身と上半身の一体感
リズム感
しっかりした安定したボールです#海津富美代#卓球教室#ペン粒高 pic.twitter.com/ycqRenm8a8— ヤマウチスポーツ本店 (@uC9KbSDrIT24614) March 6, 2024
今日は久しぶりの粒高!
フォア前レシーブです!
ダブルスでも使えます✨
ゴールデンウィークも卓球頑張ります💪#アシュラ #ASURA #アシュラSD #ASURASD #卓球 #愛知 #静岡 #教室 #無料体験 pic.twitter.com/atu55dSLEI— 片倉ゆうき (@313Haichu) May 2, 2024
少し早めの自分へのプレゼント。
30年続けた表ソフトから粒高に転向します。この先10年20年後も勝てる卓球のために攻撃型から守備型に乗り換えます。
目指すは打たずに勝てる卓球。#卓球 #粒高 #中ペン #CURL pic.twitter.com/O8SLZvbtfh— daim (@dafushang) December 23, 2023
まとめ
いかがでしたでしょうか。
粒高ラバーを使った卓球のプレースタイルは、相手のスピンを逆転させ、不規則なバウンドを生み出すことで、試合の流れを有利に展開できます。
この記事では、粒高ラバーの基本特性、効果的な戦術、具体的な練習方法について詳しく解説しました。
カウンタードライブやドロップショットなどの技術を習得し、定期的な練習と試合での実践を重ねることで、試合での勝率を高めることが可能です。
ご覧いただきありがとうございました。