右利きの卓球プレイヤーと対戦するときに、弱点があるなら知りたいって思いませんか?
実は、右利きの卓球プレイヤーには特有の弱点があり、その対策と練習法を知ることで試合を有利に展開することが出来るんです!
この記事では、右利きの卓球プレイヤーが直面する弱点を明確にし、その克服方法と効果的な練習法を詳しく解説します。
目次
右利きプレイヤーの弱点とは?
右利きの選手は多いと思います。
左利きのプレイヤーと対戦する時、苦戦するときがありますよね。
右利きの弱点をまず知っておくことで、対策を立てて勝率を上げて行きましょう!

右利き特有の弱点とは?
右利きの卓球プレイヤーは、多くの選手が経験する弱点があります。
右利きプレイヤーは、特定の角度からのショットやサーブに対する反応が遅れることがよくあります。
卓球においては多くのプレイヤーが弱点とするところ、それはバックサイドです。
フォアに対してバックは腕の可動範囲が制限されるからです。
特に、左利きのプレイヤーとの対戦では、フォアハンドからのクロスに強烈なドライブは驚異になります。
もちろん逆の場合もしかりですが・・・


このような弱点は、プレイヤーが試合中に失点しやすい原因となり、勝率に直接影響を及ぼします。
自分の弱点の見つけ方
自分の弱点を見つけるためには、まず自己分析が重要です。
試合のビデオを見返し、自分がどの場面で失点しているかを確認しましょう。
右利きプレイヤーの場合、特に右側の守備やバックハンドの反応速度に注意を払うことが必要です。
外部の視点からのフィードバックは、自分では気づきにくい弱点を浮き彫りにしてくれます。
左利きの弱点は?
右利きの弱点が記事のメインですが、左利きについても簡単に触れておきます。
・ストレートへの対応が遅れやすい
左利きの選手は、右利きの選手と対戦する機会が多いため、自然とクロス方向(自分のフォア側)へのラリーに慣れています。
しかし、右利きの選手が左利きの選手のフォアサイド(ストレート方向)に打ち込むと、予測が難しく反応が遅れやすくなります。
特に、ラリーの流れの中で突然ストレートへ切り替えられると、フットワークが間に合わず、崩されることが多いです。
・バックサイドへの攻撃を狙われると守備が難しくなる
左利きの選手は、バックサイドから回り込んでフォアハンドで攻撃することが多いですが、このときに大きく動く分、逆を突かれると対応が難しくなります。
特に、回り込んだ後にストレート方向へ返球されると、体勢を立て直すのが遅れ、ミスにつながることがあります。
また、バック側の守備が得意でない選手にとっては、相手にバックサイドを集中的に狙われると受け身に回りやすくなります。
・右利き選手のサーブに慣れるのが難しい
右利き選手のサーブは、左利き選手にとって通常の回転とは逆の方向にかかるため、リターンが難しくなることがあります。
例えば、右利き選手の順横回転サーブ(フォア側からの横回転サーブ)は、右利き同士の対戦では相手のフォア側へ流れるのに対し、左利きの選手にとっては自分のバック側に流れるため、対応の感覚を掴むのに時間がかかります。
また、サーブの回転の種類によっては、普段のラリーでは経験しづらい軌道や変化をするため、対応ミスが生じやすくなります。
■左利きの弱点について書かれた、次の記事も読まれています。
この記事を見てる方は次の弱点についての記事を読んでいます。
■戦型の弱点についての記事も役に立ちます。
■ラバーの種類による弱点も知っておく必要があり、良く読まれています。
■ラケットの種類による弱点も重要で読まれています。
右利きと左利き両方の弱点について解説しました。
次に右利きの弱点を克服するための対策法を解説する前に、右利きと左利きのダブルスペアについて少し説明します。
ダブルスが関係ない方は読み飛ばしていただいて構いません。
右利きと左利きのダブルスペア
卓球のダブルスにおいて、左利きの選手がペアにいることは、試合展開に大きな影響を与えます。
以下に、左利き選手を含むペアのメリットとデメリット、そして効果的な動き方についてまとめました。
メリット
・レシーブ時の優位性
ダブルスでは、サーブは必ずフォアサイド(右半分)から対角線上に出されます。
左利きの選手は、このコースをバックハンドで受けるため、自然と回り込んでフォアハンドでレシーブしやすく、攻撃的なリターンが可能です。
・合理的な動き(「ハの字」フォーメーション)
右利きと左利きのペアは、互いにフォアハンドが外側を向くため、動きが「ハの字」となり、交差することなくスムーズにポジションチェンジができます。

デメリット
・左利き選手のフォア前への対応
相手は左利き選手のフォア前(右前方)を狙ってくることが多く、このエリアは左利き選手にとってカバーしづらい位置です。
対応が遅れると、ペア全体の守備に影響を及ぼします。
・動きのパターンが限定される
「ハの字」フォーメーションは効率的ですが、特定のコースを連続して攻められると、動きが制限され、守備が難しくなる場合があります。
効果的な動き方
・左利き選手のフォア前対応の強化
左利きの選手は、フォア前への短いボールに迅速に対応するため、飛びつきや台上での処理を練習し、攻撃的なリターンを心がけることが重要です。
・多様な動きのパターンを習得
「ハの字」以外の動きも練習し、状況に応じて柔軟に対応できるようにすることで、相手の攻撃に対する守備範囲を広げることができます。
左利きの選手を含むダブルスペアは、多くの利点を持ちながらも、特有の課題も存在します。
これらを理解し、適切な戦術と練習を取り入れることで、ペアの強みを最大限に活かすことができるでしょう。
右利きの弱点を克服するための対策
どの様な弱点があるのか理解できたかと思います。
それでは、弱点を克服するための対策を紹介していきます。

正しい姿勢とフォームの確認
右利きプレイヤーが弱点を克服するための第一歩は、正しい姿勢とフォームを身につけることです。
卓球において、基本的な姿勢とフォームは安定したプレーの基盤となります。
・基本的な姿勢
足の位置:足は肩幅程度に開き、左右の足をバランスよく配置します。

膝の曲げ方:膝を軽く曲げ、重心を低く保ちます。
これにより、素早い移動や反応が可能になります。
重心の位置:重心は両足の中央に置き、前傾姿勢を保ちます。
これにより、前後左右に素早く動けるようになります。
体の向き:腰を軽く回転させ、上半身をやや前に傾けます。

フォームに関しては、シェイクハンドか否か、また人による打ちやすさが異なりますので、ざっくりと解説します。
人気のシェイクハンドの場合、親指と人差し指をラケットの両側に置き、残りの指でしっかりと握りましょう。
そして、先程の準備姿勢で、ラケットを胸の前に構えます。
あとはフォアハンド、バックハンド問わず、前腕をひねり、腰の回転とラケットの角度を意識して、打ちやすいと思う打点で打ちましょう。
弱点を補う戦術
右利きプレイヤーが自分の弱点を補うためには、戦術の工夫が必要です。
例えば、右側の守備が弱い場合は、プレースタイルを攻撃的に変え、相手にプレッシャーをかけることが効果的です。

また、サーブやレシーブの際には、相手の弱点を狙うことも重要です。
相手の動きを観察し、どのショットに対して反応が遅れるかを見極めましょう。
その上で、自分の得意なショットを繰り出し、相手を混乱させる戦術を構築します。
効果的な練習法
弱点を克服するための考え方が分かったかと思います。
次にそれらを踏まえ、効果的な練習法を考えます。

基本的な練習ドリル
効果的な練習法として、まず基本的なドリルを取り入れることが大切です。
例えば、フォアハンドとバックハンドの交互練習は、反応速度を上げるために有効です。

また、クロスコートショットの練習も重要です。これにより、試合中に多様な角度からの攻撃に対応できるようになります。
基本的なドリルを繰り返し行うことで、記憶が形成され、自然と正しいフォームが身につきます。
実戦練習での応用
基本的なドリルを習得した後は、実戦形式の練習に移行します。
実戦練習では、試合と同じ状況を再現することで、プレッシャーの中での反応を鍛えることができます。
例えば、練習パートナーとポイント形式のゲームを行い、特定の弱点を攻撃するようにしてもらいます。
これにより、自分の弱点を実際に試合の中でどのように克服するかを学ぶことができます。


実際の試合での対策
効果的な練習法を紹介しました。
最後に試合での取り組み方をみていきましょう。

弱点を活かすプレースタイル
試合において、右利きプレイヤーは自分の弱点を活かすプレースタイルを構築することが重要です。
例えば、右側の守備が弱い場合でも、それを補うために攻撃的なプレースタイルを採用することで、相手にプレッシャーをかけ、弱点を突かれる前に攻撃を仕掛けることができます。
また、自分の得意なショットやサーブを積極的に使い、相手のリズムを崩すことも有効です。
プレースタイルを工夫し、自分の強みを最大限に活かすことで、弱点を目立たせない戦術を取り入れることができます。

また、対戦相手が右利きだったの場合は次の動画が参考になります。
メンタル面での準備
卓球はメンタルスポーツとも言われるほど、精神的な準備が重要です。
試合中に弱点を突かれたときにパニックにならないように、メンタルトレーニングを行いましょう。
例えば、試合前にリラックスするための呼吸法や、ポジティブな自己暗示をかけることが有効です。

また、試合中にミスをした場合でも、すぐに切り替えて次のプレーに集中する習慣を身につけることが大切です。
次の記事は非常に重要で良く読まれている記事ですが、試合中に考える事って実は強い方はみんなやっていますね。
みんなの声
全日本決勝をみて
右左ダブルスにおける現代卓球の戦術的必要性の解説前提
右利きに対して大きく前面のスペースを与えれる事がサウスポーの強みである。… pic.twitter.com/kUYJV8lcN3— アラサー卓球マニア@しゅーた (@syuuta_ria) January 27, 2024
実は、誰にも言えないけど、小5のとき、カッコいいと思い、右利きから左利きに変えた。56年卓球をしてきたけど、結論からいえば失敗。右の方がパワーが出るし、細かいテクニックは左の比ではない。野球は右投げ、左打ちの選手が大勢いるけど、卓球は利き腕がオススメ。コレに人生に最大限活かすなら、…
— けん先生🏓人生優勝 (@kenji_k_lb) November 26, 2023
レシーブがなかなか上達しない人へ。
【順横に対する流しを練習しろ】
自分が右利きなら同じく右利きの選手にミドル前あたりに順横を出してもらい、フォアでバックサイドに流す。
ポイントは、
「自分の力でバックサイドに送らない」
こと。…
— 神山🏓卓球コーチ (@kanan8tt) August 5, 2023
まとめ
いかがでしたでしょうか。
右利きプレイヤーが卓球での弱点を克服するためには、自己分析と適切な練習が重要です。
正しい姿勢とフォームを身につけ、実戦形式の練習を取り入れることで、反応速度やショットの精度を向上させます。
さらに、メンタル面の強化も欠かせません。
適切な練習用具とラケットを選び、継続的な努力を続けることで、試合でのパフォーマンスが向上し、勝率も上がるでしょう。
自分の弱点を理解し、計画的に克服していくことが成功への鍵です。
ご覧いただきありがとうございました。