卓球の左利きは有利って本当でしょうか?
実際に左利きのプレイヤーと対戦したときに、右利き相手と違って戸惑う事があります。
左利きのプレイヤーの有利な点はどんなところにあるんでしょうか?
この記事では、卓球の左利きはどうすれば有利に試合を進められるのか、そのメリットやデメリットなど勝つための戦術をを詳しく解説します。
目次
卓球の左利きはやっぱり有利だった。
左利きと右利きを比較すると、右利きの人の方が圧倒的に多い気がしますよね?
でも、卓球の競技では左利きの選手が有利と言われています。
なぜでしょうか?
左利きが有利な理由は?
①右利きのプレーヤーに比べて、左利きプレーヤーは少ないから有利である。
右利きプレーヤーが圧倒的に多いです。
左利きと対戦する機会が圧倒的に少ないので有利という事です。
②左利きはラリーで有利である。
右利きの選手との試合では、距離の短いストレート展開では相手のミスを誘いやすいというメリットがあります。
③左利きはダブルスで有利である。
左利きは回り込んだ状態でレシーブできるのではじめから有利な試合展開に持ち込むことができます。
④右右ペアに比べて右左ペアは無駄な動きがなくて有利である。
より短い距離で効率よく攻守にわたってプレーすることができます。
右利きを左利きにしているプロ選手がいるってホント?
水谷隼選手や早田ひな選手など、トッププレイヤーはもともと右利きでしたが、左利きが有利なのであえて左利きでプレーすることにしたそうです。
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左利き選手のサーブで有利に進めるには?
左利き選手がサーブで有利に試合を進めるには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
その特徴とポイントを見ていきましょう。
左利き選手のサーブ技術
左利き選手のサーブは逆回転になるので、軌道が読みにくい傾向にあります。
また、順回転のサーブは相手に見えにくく、有利にゲームを始めることができます。
特に相手のフォア側に大きく曲がるサーブを出すと、コート外に相手を崩すことができます。
左利きサーブのポイント
では、どのコースに打つと有利に進められるのでしょうか。
攻撃の戦術は多々ありますが、大きく分けると3つのコースを使い分けていきます。
①フォア側に切るように打つ。
②バックに長くて速いサーブを打つ。
③フォア前に純横回転の軌道で打つ。
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左利き選手のラリーテクニック
左利き選手はどのようなラリー展開をすると、よりポイントを取りやすくなるのか見ていきましょう。
クロス展開かストレート展開か
ラリーにおいて、右利きの選手は右利き同士で打つ場合クロスに展開することが多くなります。
しかし、左利きの選手との場合、フォアで打つにはストレート展開となります。
この場合、打つ距離も短くなるので、左利き選手にとっては有利となり、クロス展開ではバックのブロックをしやすくなります。
左利き選手のバックハンド戦術
左利き選手は、ブロックを練習しておくことは必須と言えます。
なぜなら、右利きのフォアから強打でバックに打たれることが多いからです。
特にバックのブロックを習得しておくと、試合展開にも大いに有利になります。
左利き選手が強化したいバックハンドブロックのポイント
ブロック技術の基本的な考え方としては、ラケットヘッドを挙げてボールがバウンドした後の頂点付近をとらえボールの回転を抑えます。
強ドライブやスマッシュの球速や回転に合わせて、ラケットの角度をつくり、その面を保ちながら押し出すようにしましょう。
バックのブロックは体の正面でボールの勢いを抑え込むように、ラケットに当てるように返球します。
左利き選手に求められるダブルスプレー
左利きの選手が有利であると顕著に分かるのがダブルスの試合においてです。
どのような点で有利になるのでしょうか?
左利き選手のダブルスプレーでの役割分担
ダブルスにおいて、右利き同士では、円を描くようにペアで動きます。
一方右利きと左利きのペアは、お互い「ハの字型」の少ない動きで合理的に動くことできます。
左利きの選手は、右側にポジションをとって打球後右後ろに下がる形になります。
ダブルスで活躍する左利き選手の戦術
ダブルスは対角線上のコースにサーブを打つため、レシーブの際にもフォアで構えられるので、右利き相手のフォアを切る球や短いサーブにも対応しやすくなります。
左利き選手が右利き選手に対する有利な戦術
左利き選手が右利き選手に対して有利に試合を進めるための戦術はどのようなものがあるでしょうか。
必ずしも同じ試合展開にはならないですが、自分なりのパターンをもっておくことも大切です。
左利き選手が右利き選手に対して得意とする攻略法
3球目攻撃という言葉を知っていますか?
この戦術を練習しておくと、左利き選手はとても有利に試合を展開できます。
3球目を攻撃的に打つ戦術ですが、具体的には、
①バックへの返球を回り込んでフォア
②フォアから相手のバックへ
③フォアから相手のフォアへ
④相手のミドルへ
多様な戦術を自分の武器にしよう
3球目攻撃は試合を進めるうえで有利な戦術ですが、同じパターンだと相手に読まれてしまいます。
前述のサーブのパターンやラリーの展開など、連続して出さないこともポイントになります。
自分の得意な中心にしつつも、相手のパターンに対応したラリー展開や戦術を工夫していくことが重要です。
日頃の練習の中で、対右・対左選手など、パターンを作って様々な展開に慣れておきたいですね。
みんなの声
\必勝パターン🏓/
左利きの得点術をご紹介します!①相手のフォア側に卓球台から少し出る横下回転サーブを出す。
②3球目で相手のバック側に詰める。動画を見て、左利きの方はぜひ参考にしてください! pic.twitter.com/DAQozqhPBz
— タクティブ | 卓球スクール (@TACTIVE1) May 1, 2024
卓球経験者には常識かもしれないけど、あまり知らない人のために説明しておくとダブルスは右利きと左利きのペアが圧倒的に有利。卓球選手はもともと右利きで、卓球だけ左という選手も多い。水谷選手もその一人。
— 河治良幸(冬眠中) (@y_kawaji) July 24, 2021
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、卓球の左利きは有利なのか、そのメリットと勝つための戦術を解説しました。
左利きの選手が有利に試合を進めるには、それぞれの場面でプレーを意識することが大切です。
シングルスやダブルスの動きを工夫していくことで、より勝つための戦術を磨くことができます。
日頃から色々なシチュエーションを作って、練習に取り入れていきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。