「巻き込みサーブの返し方が分からなくて、卓球の試合でうまく対応できない!」
と悩む方もいるかもしれません。
実は、巻き込みサーブを返すためには、基本的なテクニックと応用を理解し、練習することが大切です。
この記事では、巻き込みサーブを効果的に返すための技術を詳しく解説していきます。
目次
巻き込みサーブとは
最初に巻き込みサーブとは、どういったサーブなのか確認します。
他のサーブとの違いも解説します。
巻き込みサーブの返し方が気になる方は次の記事も読まれています。
巻き込みサーブの基本的な定義
巻き込みサーブとは、卓球のサーブの一種で、ボールに強い回転をかけつつ、相手にとって予測しにくい方向へ送ることが特徴です。
このサーブは、サーブを出す際にラケットを相手に対して巻き込むように動かすため、「巻き込みサーブ」と呼ばれています。
巻き込みサーブは、サービスの瞬間に手首や肘を使ってボールに様々な種類の回転を加えることができ、また、打球方向やスピードを変えることで、相手にとって予測不可能なサーブとなります。
このため、巻き込みサーブは試合で非常に有効な武器となることが多いです。
他のサーブとの違い
巻き込みサーブは、そのユニークな打ち方とボールの回転により、他のサーブとは一線を画しています。
一般的な下回転サーブや横回転サーブとは異なり、巻き込みサーブではサーバーがラケットを巧妙に使い、相手にとって非常に捉えづらい軌道と回転を生み出します。
他のサーブとの大きな違いは、回転の多様性と不規則な軌道にあります。
また、巻き込みサーブは速度をコントロールすることで、相手にとっては非常に反応しづらいサーブとなり得ます。
以下は初級者向けに巻き込みサーブを教える内容の動画ですが、巻き込みの特徴が述べられていますので、オススメです。
巻き込みサーブのメリットとデメリット
巻き込みサーブについて簡単に確認しました。
次に巻き込みのメリットとデメリットを考えることで、より理解を深めていきます。
巻き込みサーブのメリット
巻き込みサーブは、卓球の試合において大きな利点をもたらします。
その最大のメリットは、相手に対してプレッシャーを与えることができる点です。
巻き込みサーブは、複雑な回転と予測しにくい軌道によって、相手のリズムを崩しやすく、特にサーブレシーブが苦手なプレイヤーに対しては非常に有効です。
自分が攻撃的なプレイヤーであれば、相手のミスを誘発して次の攻撃に繋げることができ、守備的なプレイヤーであれば、相手の攻撃を封じる手段として利用できます。
巻き込みサーブは、試合における戦略の幅を広げるための強力な武器となります。
巻き込みサーブのデメリット
しかし、巻き込みサーブにはデメリットも存在します。
まず、このサーブを効果的に使うためには高度な技術が求められます。
特に、サーブの回転や軌道を自在にコントロールするためには、長い練習時間と細かいテクニックの習得が必要です。
また、巻き込みサーブは、慣れていないと自分自身がサーブをミスしてしまう可能性もあり、試合中の安定性を欠く原因にもなりかねません。
さらに、相手が巻き込みサーブに慣れている場合、このサーブは必ずしも有効とは限りません。
したがって、巻き込みサーブを使う際には、相手のレベルやプレースタイルに応じた慎重な判断が求められます。
基本から応用までの巻き込みサーブの返し方
ここまでで巻き込みサーブについて細かく確認しました。
ここからはいよいよ、巻き込みサーブの返し方についてみていきます。
巻き込みサーブを返すための基本技術
巻き込みサーブを返すためには、まずそのサーブの特性を理解することが重要です。
巻き込みサーブは強い回転がかかっているため、ボールが予測しにくい軌道で相手に向かってきます。
これを適切に返すためには、ラケットの角度やボールへのコンタクトポイントを意識する必要があります。
基本的な技術としては、まずラケットの面をしっかりと固定し、相手のサーブの回転に対応することが求められます。
また、返球時には、力を入れすぎず、相手の回転を利用して軽く打ち返すことで、より安定したリターンが可能になります。
さらに、ボールの落下地点を予測し、早めに準備をすることも大切です。
巻き込みサーブの回転に慣れるためには、何度も練習を行い、ボールの動きを目で追い、適切なタイミングでラケットを振ることができるようにする必要があります。
中級者向けの巻き込みサーブの返し方
中級者になると、巻き込みサーブに対してより高度な技術を使うことが求められます。
この段階では、単にボールを返すだけでなく、返球の際に自分から積極的に攻撃のチャンスを作り出すことが目標となります。
具体的には、相手のサーブの方向と逆の方向にラケットを振り、相手の予想を裏切る角度で返球します。
これにより、相手は不意を突かれ、次のボールに対応するのが難しくなります。
また、中級者にとって重要なのは、返球のスピードとタイミングです。
このためには、ラケットのスイングを短くし、素早くボールを打つ技術が必要です。
以下は、フォア前の巻き込みサーブへの対応について、簡単に解説してくれている動画です。
ぜひ参考にしてください。
巻き込みサーブに対する実践的な練習法
巻き込みサーブの返し方について学ぶことができました。
最後に実践的な練習方法を確認しておきましょう。
基本的な練習方法
巻き込みサーブに対して効果的に対応するためには、まず基本的な練習を通じてサーブの特性を理解することが不可欠です。
基本練習としては、同じサーブを何度も繰り返し受けることが重要です。
練習の初期段階では、相手に同じ種類の巻き込みサーブを出してもらい、ゆっくりとしたペースで返球練習を行います。
次に、サーブのスピードや回転の強さを徐々に上げていき、難易度を高めていきます。
こうしたステップアップ式の練習により、実際の試合で相手の巻き込みサーブに対応できるようになります。
相手のサーブに慣れてくると、次第に返球時に自分の攻撃を仕掛ける余裕も生まれ、戦術の幅が広がります。
対戦形式での実践練習
対戦形式での練習は、巻き込みサーブに対する実践力を養う上で非常に効果的です。
この形式の練習では、実際の試合と同様にポイントを競いながら、巻き込みサーブに対する対応力を試すことができます。
対戦相手に本気でサーブを打ってもらい、それを返球しながら試合形式で練習を行うことで、試合中に生じる様々な状況に適応する力を養います。
また、対戦相手に異なるタイプの巻き込みサーブを打ってもらうことで、多様なサーブに対する対応力を高めることができます。
このようなバリエーションに対応できるようになることで、試合中に突然現れる新しい状況にも冷静に対処できるようになります。
みんなの声
巻き込みサーブ、切れてる下回転と横上、伸びるサーブを分かりやすく出してくださいと要望いただいたので。少しでも参考になれば。今回は切り方その1です。 pic.twitter.com/ZVIiDfTPDu
— 村田雄平 | 8/23-25 ただ、そこにいる展開催 (@yuhei25lili) August 28, 2023
巻き込みサーブについての理解度が少し増したような気がする
・回転量の調整
・フォロースルー
・インパクトする位置
もっと色々出来るよな pic.twitter.com/KxG8pGTfwe— アールTABLETENNIS(i2Uレイティング香川) (@TABLETE06521663) August 18, 2024
\巻き込みサーブが上達する練習🏓/
以下の順番で練習していくと、
巻き込みサーブのロングサーブで威力を出す感覚が身につきます!①体の近くにバウンドさせる
②わざとオーバーミスをする
③徐々にパワーをセーブしていく pic.twitter.com/JOjesSpRwD— タクティブ | 卓球スクール (@TACTIVE1) May 14, 2024
まとめ
いかがでしたでしょうか。
巻き込みサーブは、卓球において強力な武器となる一方、対策が求められる難しいサーブです。
本記事では、巻き込みサーブの特徴やメリット・デメリット、効果的な返球方法、そして実践的な練習法について詳しく解説しました。
習得を目指し、実践的な練習を続けてください。
ご覧いただきありがとうございました。