「卓球でループドライブを返すのが難しい…。返し方を知りたい」とリベンジに燃える選手もいるのではないでしょうか。
ループドライブの返し方には、初心者でも習得できる3つの基本的なテクニックがあります。
この記事では、卓球において、ループドライブを効果的に返すためのテクニック、練習法を解説します。
目次
卓球におけるループドライブの基本とは?
最初にループドライブの基本についておさらいします。
特性やなぜ多用されるのか考えていきます。
ループドライブの特性とその威力
ループドライブは、卓球における強力な攻撃技術の一つであり、多くのプレイヤーが試合で多用します。
このショットの特徴は、相手のコートに向けて鋭い弧を描きながら強烈なトップスピンを加え、スピードと回転力で相手を圧倒する点にあります。
ループドライブの最大の威力は、その回転力にあります。
ボールに強い上回転がかかるため、相手が返球しようとする際にミスを誘発しやすく、特にブロックやカウンタードライブの際にボールがネットに引っかかったり、オーバーしてしまうことが頻繁に起こります。
さらに、ボールが弧を描きながら高く飛んできて、頂点から急激に落ちて試合に緩急をつけることができます。
ループは低い軌道でも打てるので、ループドライブは試合でチャンスボール作るために有効な戦術として重宝されるのです。
ループドライブが試合で多用される理由
ループドライブが多用される理由の一つに、その攻撃力と戦略性があります。
この技術を駆使することで、プレイヤーは相手にプレッシャーをかけ、試合の主導権を握ることが可能です。
特に、相手のミスを引き出しやすいことから、ラリーの途中でリズムを崩し、相手のミスを誘うのに適しています。
また、ループドライブはさまざまな状況に対応できる汎用性の高い技術でもあります。
ループドライブの返し方の基本テクニック3選
ループドライブの基本がわかったかと思います。
次は、ループドライブの返し方について3つご紹介します。
カウンタードライブでの返球方法
ループドライブをカウンタードライブで返す方法は、最も攻撃的な返球手段の一つです。
このテクニックでは、相手のループドライブのスピンとスピードを利用し、自らのドライブショットで逆襲します。
カウンタードライブを成功させるためには、タイミングと正確なラケット角度が重要です。
ラケットをやや上向きにしながら、相手のスピンに合わせて素早く振り抜くことで、ボールに適切な回転とスピードを加えることができます。
また、力任せに振り抜くのではなく、リラックスした状態でスイングを行うことが重要です。
さらに、足元の安定も重要で、しっかりとしたフットワークで自分の体勢を整えることが、成功率を高める要因となります。
カウンタードライブは攻撃的な返球技術であるため、試合の流れを変えたい時や相手にプレッシャーをかけたい時に非常に有効です。
ブロックでの対応方法
ブロックは、ループドライブに対する基本的かつ安全な返球手段です。
この技術は、相手のスピードや回転を利用して、コート内にボールをコントロールして返す方法です。
相手のループドライブの回転に合わせて、ラケットを少し後ろに引きながらボールを受け、適切な角度で返球します。
この時、ラケットを固く握らず、柔らかくホールドすることで、ボールに対するクッション効果が生まれ、コントロールしやすくなります。
また、ブロックは相手の攻撃を減速させる効果があり、相手のリズムを崩すためにも利用できます。
ただし、ブロックは攻撃的な技術ではないため、反撃のタイミングを見計らうことが重要です。
以下はトップ選手が、バックハンドでのブロックについて感覚的な部分を教えてくれています。
ぜひご覧ください。
スマッシュでの攻撃的な返球方法
スマッシュは、ループドライブを攻撃的に返すための強力な手段です。
ループドライブが高く弧を描く場合、スマッシュで強力な一撃を加え、ポイントを奪うことが可能です。
ループドライブを返すための練習方法とコツ
ループドライブに対処する方法をみてきました。
では最後に、ここまでの知識を踏まえ、具体的な練習方法を考えましょう。
正確なタイミングをつかむための練習法
ループドライブを効果的に返すためには、正確なタイミングが重要です。
このタイミングをつかむための練習方法として、まずはボールの頂点を見極めることから始めます。
具体的な練習方法としては、まずゆっくりとしたスピードでのループドライブのラリーを行い、ボールの弧と落下のリズムに慣れることが推奨されます。
この段階では、スピードよりも正確さを重視し、ボールの最高点を狙って安定した返球を繰り返すことが大切です。
また、反復練習を行うことで、ボールの挙動に対する反応速度が徐々に向上し、タイミングをつかむ感覚が自然と身についてきます。
反復練習によるスピン対策
ループドライブのスピンに対する対策は、卓球の練習において欠かせない要素です。
スピンが強いボールは、返球時にミスを誘発しやすいため、スピンに慣れることが重要です。
反復練習を通じて、スピンのかかったボールに対応する技術を身につけることができます。
この練習では、スピンに対するラケットの角度や、返球時の力の入れ具合がポイントとなります。
次に、様々なスピンの強さや角度に対応する練習を行います。
このような練習を繰り返すことで、スピンに対する感覚が鋭くなり、試合でも安定してループドライブを返すことが可能になります。
この記事を見た方は次の記事も読まれています。
卓球ナックルの返し方を完全マスター!練習法と実践テクニックを解説
みんなの声
みなさんこんにちは!⁰田原中国ラバー講座のお時間です。⁰今回はループドライブに対するカウンター(前陣、中陣)のポイントを僕なりにご紹介しようと思います。⁰⁰[前陣]⁰・自分の力より回転を利用して打球するイメージ⁰⁰[中陣]⁰・自分の力をボールにしっかり伝えるイメージ⁰⁰[共通する事]… pic.twitter.com/2gNp9paUYn
— 協和キリン卓球部 (@KyowaKirin_TT) July 24, 2024
予定の合間に1人でツッツキからのループドライブに対するカウンター練習ができるタイプの卓球場 pic.twitter.com/jooJvdQVVW
— 大丸🏓スマート卓球ジム (@daimaru_hiroya) June 29, 2024
安齋コーチによる【カウンター】
ループドライブや回転のかかったドライブをカウンターする際は
ボールのてっぺんを擦るように水平にスイングしてみましょう! pic.twitter.com/HfCjXTEQiO— タクティブ | 卓球スクール (@TACTIVE1) April 17, 2024
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ループドライブは卓球における強力な攻撃技術ですが、適切な対応方法を習得することで効果的に返球できます。
本記事では、カウンタードライブやブロック、スマッシュなどの返し方を紹介し、それを支える練習方法やメンタルコントロール、フットワークの重要性についても解説しました。
これらを実践することで、試合での対応力を高め、勝利に繋げることができるでしょう。
ご覧いただきありがとうございました。