卓球ラバーは練習量や保管状況で劣化し、性能が低下します。
見た目では劣化が分かりにくい場合も少なく、交換時期を迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、卓球ラバーの練習量別の交換時期の目安と、交換時期のサインを見極めるポイントを紹介します。
自分の練習量に合った交換時期で、最良なパフォーマンスを発揮しましょう!
目次
卓球ラバー 寿命の見分け方
卓球のラバーには寿命があります。
これから詳しく解説していきます。
卓球ラバーの寿命は、練習量や保管状況によって異なりますが、一般的には3ヶ月から半年と言われています。しかし、「なんとなく」で交換時期を判断するのはNG!
ラバーが寿命を迎えると、性能が低下し、卓球の質にも影響が出てしまいます。
そこで今回は、練習量別の目安と、ラバーが寿命を迎えたサインをご紹介します。
なんでラバーを買い換える必要があるの?
ラバーは消耗品なので、使用していくうちに性能が低下していきます。
ラバーの寿命は80時間
一般的に、ラバーの寿命は80時間と言われています。
これは、トップ選手が1日に10時間練習すると、8日でラバーを交換する計算になります。
①性能の低下
ラバーが寿命を迎えると、以下の性能が低下します。
弾み
回転
グリップ力
コントロール
これらの性能が低下すると、卓球の質にも影響が出てしまいます。
②パフォーマンスの低下
①にも通じますが、試合で勝てなくなります。
出来ていたものが出来なくなる、決まっていた点が取れなくなってしまいます。
③怪我をしやすくなす
ラバーが寿命を迎えると、硬くなり、衝撃吸収性が悪くなります。
ラケットの低下した性能をカバーしようと、無理な動きをしてケガの確率が上がってしまいます。
これはどのスポーツでも言えることです。
死んだラバーの基準は?
では、死んだラバーってどんな状態でしょうか?
あまり良い言葉じゃないわね。
要するにラバーの持っている機能が失われた状態を指して言う言葉です。
ラバーが寿命を迎えた時、交換時期の基準を以下に上げておきます。
状態 | 様子 |
表面が白く濁る | ラバーが変色して白っぽくなってきます。 |
弾みがなくなる | スポンジぼ弾力が失われてボールが飛ばなくなります。 |
回転がかかりにくくなる | ドライブがかからなくなったり、サービスが浮いてしまいます。 |
スポンジが硬くなる | 弾みがなくなるの項目で説明しました。 |
粘着力がなくなる | 粘着ラバーに関してですが、回転が掛からなくなったら終わりです。 |
ラバーが欠ける | 端からポロポロと欠けてくるようになったら終わりです。 |
寿命に関わる3要素
ラバーの寿命は、以下の3つの要素によって大きく左右されます。
① 時間経過とともに変わってくる。
使用していなくても、時間の経過とともに劣化します。
② 練習量によって変わってくる。
練習量が多いほど、ラバーの消耗が早くなります。
③ 季節によって左右される。
夏は気温が高く湿度も高いため、ラバーが劣化しやすくなります。
ラバー貼り替え時の見極め方
ラバーが寿命を迎えたかどうかの見極め方を解説します。
卓球のラバー貼り換えの見極めのポイントを以下に挙げてみます。
1年とか平気で持ちそうじゃない?
参考にして交換してください。
①ゴムシートで見極める
表面が白く濁っている
弾みがなくなっている
引っ掛かりが悪くなっている
欠けたり、破れたりしている
②スポンジで見極める
硬くなっている
沈み込みが悪くなっている
亀裂が入っている
卓球ラバーの貼り換えに自分の基準を持とう!
上記以外にも、自分の感覚を基準にするのも大切です。
①以前よりもボールが飛びにくくなったと感じたら
②回転がかかりにくくなったと感じたら
③コントロールが難しくなってきたと感じたら
これらのサインを感じたら、ラバーの交換を検討しましょう。
トップ選手たちはいつ変えているの?
トップ選手は、週に1回、あるいは試合前にラバーを交換しています。
試合ともなると数日で貼り換えているようです。
やはりプロになると消耗が激しいんでしょうね。
定期的な張替えが上達への近道⁉
ラバーの交換は卓球の上達への近道と言われる理由を解説します。
ラバーを定期的に交換することで、以下のメリットを得られます。
ボールのコントロールが向上
回転量が増加
打球スピードが向上
怪我の予防
6. ラバー貼り替えの目安
練習量別に、ラバー貼り替えの目安をまとめました。
練習量 | 目安 |
週に1回 | 半年に1回 |
週に2~3回 | 2~3か月に1回 |
週に4~5回 | 1~2か月に1回 |
毎日 | 月1回 |
種類別のラバーの平均寿命
ラバーの種類別に、平均寿命をご紹介します。
種類 | 平均寿命 |
裏ソフトラバー | 2~3ヶ月 |
表ソフトラバー | 3ヶ月〜 |
粒高ラバー | 3ヶ月〜 |
アンチラバー | 長期間OK!※判断が難しい(注1) |
※個人差がすごくあります
※アンチラバーはもともと表面がつるつるで劣化してもさほど変化はありませんので長期間使えますが、スポンジがへたったら即交換です。
人気ラバーの寿命の目安
人気ラバーの寿命の目安ですが個人差がかなりありますので、あくまでも目安を解説します。
ラバー | 目安 |
ディグニクスシリーズ | 3ヶ月〜4ヶ月 |
テナジーシリーズ | 3ヶ月〜4ヶ月 |
ファスタークG1 | 3ヶ月〜4ヶ月 |
V15エキストラ | 3ヶ月〜4ヶ月 |
うちの子は部活でめちゃくちゃ練習してるけど、大丈夫かしら?
一般のプレイヤーは大体が表に示した基準にあっているとお思われます。
やはり個人差は出てくると思います。
ラバーを長持ちさせるには
ラバーもピンキリとはいっても数千円から1万円を超えるものまでありますね。
ラバーを性能を損なわずに長持ちさせる方法を解説します。
ラバーを長持ちさせるためには、以下の点に注意しましょう。
練習後はラバーを拭き、汚れを落とす。
ラバークリーナーを使って定期的にメンテナンスを行う。
保護シートでラバーを保護する。
直射日光や高温多湿を避けて保管する。
使用していない時はラバーケースに入れる。
新品のボールを使う時は粉を落とす。
ラバーの貼り替え方法
ラバー交換のやり方を解説します。
ラバーは消耗品なので、定期的に交換することが大切です。
ラバーの貼り替え手順
①ラケットから古いラバーを剥がす
②新しいラバーをカットする
③ラケットに新しいラバーを貼る
④ラバーを圧着する
ラバーの貼り替えに必要なアイテム一覧
①ラバー
②ラケット
③ラバーカッター
④接着剤
⑤ハサミ
⑥ローラー
みんなの声
今日は卓球サークルの練習。ラバーを貼り替えて練習に臨んだのですが、同じ種類のラバーでも劣化した古いラバーと新しいラバーでは全然別物でした。繋ぎのドライブがしっかりコントロールできます。弾みもそこそこあって軽く当ててもネットを越えます。扱いやすいです。嫌らしさは少し減りましたが。
— ベーゴマ (@beegoma) August 29, 2023
みんな早くラップの重要性に気付いてほしい…
卓球みたいにマイナー感出されてるものばっかりやっていると一般的な感覚になってない事に違和感を覚えてしまうんだわ…一般人や初心者はラバー貼り換えなんて気づかないけど、気づいたらみんな分かる事なんだよ…
何で教えてくれなかったん?!ってなる— Koti (@Kotibako) November 3, 2021
僕は1〜2ヶ月くらい変えますが場合によって1か月もたたずに変えます。
余談ですが、大会前にラバーやラケット変えることもあります(笑)
大会ない時は古いラバー貼って卓球やりますね。— もっちゃん (@wwKBQR7cUzEdGXk) December 15, 2022
今日は卓球教室。古いラケットを使っているのですが、練習が終わった時、ラケットを見ると表ソフトの粒がいくつか欠けていました。弾みや引っ掛かりも悪くなっていたし流石に寿命だったのかも知れません。帰り道、卓球屋さんによってラバーを貼り替えて来ようと思います。
— ベーゴマ (@beegoma) August 27, 2023
新しいラバーに交換した。ディグニクス09Cの打球音が古いラバーと明らかに違う👍高くて良い音が鳴る🔔
肝心の卓球はやる気出しすぎ、ばかみたいに打ちすぎてミス連発😓 pic.twitter.com/Udx1h7P5Aw— そうめん (@soumeniboito213) June 19, 2021
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ラバーは卓球を楽しむために必要なアイテムです。
ラバーを定期的に交換することで、常に最高の状態で卓球を楽しむことができます。
ラバー交換のポイント
ラバー交換時期は練習量や保管状況によって異なり、見た目では分かりにくい場合もあります。
この記事を参考に、練習量別の目安や交換時期のサインを見極め、適切なタイミングでラバー交換を行いましょう。
また、ラバーを長持ちさせるためには、日頃のケアが大切です。
それともう一つ、ラバー交換はご自身でも出来ますが、心配なら専門店に依頼することも1つの選択肢になります。
もし卓球教室に通っているなら、コーチに頼んでみるのもアリですね。
ベストなラバーで、充実した卓球ライフになりますよう心から願っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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