卓球でカットマンに向いてる人は?基礎技術や戦術を徹底調査!

卓球のカットマン向いてる人とは?を説明した画像

卓球でカットマンに向いてる人はどのような特徴があるでしょうか。

卓球では戦術によって選手のプレースタイルは異なります。

特にカットマンには粘り強い性格と技術が求められます。

一度はカットマンに憧れた人も多いのではないでしょうか。

この記事では、卓球でカットマンに向いてる人の特徴と基礎技術や戦術を徹底調査していきます。

卓球でカットマンに向いてる人とは?

卓球でカットマンに向いてるのはどのような人でしょうか?

まずカットマンとはどのようなプレースタイルなのかを見ていきましょう。

カットマンの基本情報と戦型

カットマンとは、カットを戦術の柱とした戦型のことを言います。

遅いボールで確実に返球しつつ回転量に変化をつけて相手の判断ミスを誘い、チャンスボールは攻撃する戦術です。

1940年代まで世界卓球界の主流でしたが、1950年代に日本の攻撃卓球が登場して以後、主役の座を奪われています。

世界チャンピオンになったカットマンは、男子は1953年のフェレンツ・シド(ハンガリー)、女子は1981年の童玲(中国)が最後です。

カットマンに必要な性格の特徴

カットマンに必要な性格にはどのような特徴があるでしょうか。

粘り強さ

カットマンに向いている人の性格で最も大切なのは粘り強さです。

試合中、対応が困難な状況になっても決してあきらめず、強い気持ちをもって努力を続けることが求められます。

これは、カットマンとして成長していく上でも大切な資質になります。

受ける力

カットマンは相手の攻撃を受けてから、その返球時に守りつつ攻撃するスタイルをとります。

相手の打球をしっかりと受け、その受ける力をもって相手に返球することで自分のペースを保って試合を進めることが重要です。

この力には、相手の攻撃を冷静に受け止める精神的な強さも含まれます。

発想の転換力

試合が動かず膠着状態になった時には、発想の転換力が必要です。

これは、今までの戦術や考え方だけでなく、新たなアプローチを試みる柔軟性が求められるからです。

発想を変えることで新たなプレーの糸口が見つかり、自分の判断で行動することができるようになります。

長期的視野

カットマンとしてプレーするには、長期的な視野も必要です。

短期間で結果が出ない場合でも、粘り強く努力し続ける姿勢が求められます。

このような姿勢は、選手としての成長や技術の向上にもつながってきます。

性格的特徴のまとめ

カットマンに向いている人には、粘り強さ、受ける力、発想の転換力、そして長期的視野といった性格的特徴が求められます。

これらの資質は、卓球という競技特有の戦略やプレースタイルに深く関連しており、選手として成功するためには不可欠です。

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カットマンに必要な技術とは?

カットマンを目指す上ではどのような技術が必要になるでしょうか?

そのための準備と練習方法を見ていきます。

カット技術の習得

カットマンは、ボールに下回転をかけるカット技術を中心に、ツッツキやドライブなどの攻撃技術も習得する必要があります。

特に、カットには「切るカット」と「切らないカット」の二種類があり、それぞれの技術をマスターすることが重要です。

ストロークの基本は、フォアカットは肩を支点に、バックカットは肘を支点にラケットを立てた状態で頭の高さまで持ち上げて、ラケットを振り下ろすようにスイングします。

フォアカット

フォアカットを説明した画像

フォアカットは、手首を極端に内側や外側に曲げたりしないで、上から下にスパっと切り下すようなイメージでスイングします。

 

基本姿勢は、右利きの場合、左足を少し前に出して構えます。

右足をやや後方に引き、飛んでくるボールの延長線上に右足のつま先を合わせます。

そこでボールをカットすると、野球でいう”ストライクの位置”でボールをとらえることができます。

バックカット

バックカットを説明した画像

 

バックカットの基本姿勢は、右利きの場合、右足を少し前に出して構えます。

バックに飛んでくるボールの延長線上に左足のつま先を合わせます。

そこでカットすると、”ストライクの位置”でボールをとらえることができます。

 

Mくん
カットマンだから、まずはカットの技術をしっかり身に付けて安定させることが大切なんだね。
管理人
私はカットの技術を上げることと同時に、色々なボールに対応する練習をしたことでプレーの幅を広げることができました。

カットマンの練習方法

カットマンは自分独自のプレースタイルを持っているため、それに応じた練習を行う必要があります。

カットの多球練習

バック側から全面にドライブボールを送ってもらい、それをしっかりとカットで返す多球練習が効果的です。

同じ場所だけでなく、前後左右にも出してもらうことで、より柔軟な対応力が身に付きます

特にカットで対応する場合、ミドルに打ち込まれたボールの処理が難しいため、多球練習でこの部分を重点的に鍛える必要があります。

カットからの攻撃練習

カットマンは初めから最後までカットのみを使うわけではありません。

連続でバックカットした後にフォアドライブを行うなど、守備から攻撃への切り替えを練習しておくとより攻守のバランスを強化できます。

また、ドライブに加えフィッシュなどの上回転での返球も混ぜてみることで、相手のリズムを崩す練習も効果的です。

ツッツキ練習

カットマンとして試合で使うことが多いツッツキも徹底的に練習します。

低く深く狙ったところに回転のかかったツッツキを送れるようになるまで、繰り返し練習することが重要です。

メンタル面の強化

カットマンは相手のミスを誘うプレースタイルであるため、メンタル面の強化も重要です。

どんな厳しい状況でも諦めずにボールを拾う強い精神力が求められます。

精神面を鍛えるためには、ツッツキラリーなどで粘り強さを養う練習が効果的です。

試合を想定したイメージリハーサル等も有効な手段です。

これらの準備を通じて、卓球のカットマンとして必要な技術と心構えを身に付けることができます。

カットマンに求められるフットワーク

カットマンに求められるフットワークとはどのようなものでしょうか。

その重要性と練習方法を見ていきます。

卓球の試合をしている様子を説明した画像

フットワークの重要性

カットマンには強靭な足腰を持ったフットワークが必要不可欠です。

カットマンは台から離れてプレーすることが多いため、前後左右に振られても、それに対応できるフットワーク力が必要となります。

単に筋力トレーニングで筋肉をつけるのではなく、効率の良い練習でフットワークを身に付けていく必要があるのです。

効果的なフットワーク練習法

試合に生きるフットワークを身に付けるための、効率の良い練習方法を紹介します。

前後のフットワーク

ストップとドライブに対する動きと、長短のドライブに対する前後の動きを練習します。

これらのストップとドライブに対する動きのメニューの、ストップ部分を短いループに変更して行います。

左右のフットワーク

フォアとバックの切り替えによる左右の動きを練習します。

両サイドとミドルのフットワークで、余裕があれば範囲を広げて行います。

ミドルに1本、両サイドに1本のフットワークで、ミドルにきたボールはフォア・バックどちらか判断してカットします。

Sさん
カットマンの粘り強いプレーを生んでいるのは、こういった練習をしているからなんだね。
管理人
私もはじめフットワーク練習は苦手でしたが、動けるようになるとそれが自信になってプレーできました。

ミドル処理のフットワーク

フォアミドルへの強打に対して、右足を左足の後方に引いたフォアカット、または左足を右足の後方に引くか懐を深くしてカットする動きを練習します。

1本目はミドル、2本目は両サイドの繰り返しのフットワークで、ミドルにきたボールはフォアかバックのどちらかで判断します。

両サイドでカットをしていて、時々ミドルにドライブを送ってもらいミドルへの意識を高める練習をします。

持久力トレーニング

カットマンは粘り強くプレーする必要があるため、フットワークを良くするための持久力も重要です。

有酸素運動などを取り入れながら、長時間プレーできる体力をつけることが求められます。

カットマンにおける用具の選び方

カットマンを目指すにあたって、用具の違いはあるのでしょうか。

ラケットとラバーについて見ていきます。

卓球のラケットを説明した画像

ラケット選びのポイント

カットマンに向いてるラケットは、そのプレースタイルによっても異なります。

攻撃タイプの選手は、弾みが良く、スピードのある強打が打てるラケットが適しています。

一方守備タイプの選手は、打球を安定させるものが向いているので、回転性能の良いラケットが適しています。

攻撃も守備もバランスよく行いたい選手には、スピードと回転のバランスが取れたラケットが適しています。

ラバー種類とその特徴

ラケットだけでなく、ラバーの種類によっても自分のプレースタイルに合ったものを選ぶ必要があります。

そのメリットとデメリットを一覧にしました。

ラバーの種類 メリット デメリット
片面表ソフトラバー ・相手のボールに対して自分でコントロールができ、攻撃しやすい。 ・回転力があるボールや強いボールに対して角度があっていないとオーバーミスしやすい。
片面粒高ラバー ・相手の勢いのあるボールや回転のあるボールを抑えて安定したカットを返球できる。 ・回転の変化は表ラバーソフトに比べるとコントロールしにくい。
両面裏ソフトラバー ・アタックだけではなく、チキータやバックドライブなど、攻撃しやすいだけではなくバリエーションが増える。 ・自分でコントロールもできるが、相手の回転のあるボールや勢いのあるボールに影響を受けやすく抑えにくい。
アンチラバー ・相手の回転に影響を受けにくく、無回転に近いカットにすることができる。 ・切れたカットにすることが難しい。

用具もカットマン全体が同じものではなく、自分のプレースタイルに合わせたラケットとラバーを選ぶようにしましょう。

みんなの声

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、卓球でカットマンに向いてる人の特徴と必要な技術について、徹底調査していきました。

カットマンには、卓球の技術はもちろん、粘り強い忍耐力と長時間動ける体力が必要です。

上達には時間がかかりますが、コツコツ積み上げることが得意な人には向いてるのではないでしょうか。

カットマンの楽しさや魅力を体感してみてください!

ご覧いただきありがとうございました。

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